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平成３０年　第9問技術士金属

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2024/04/27 10:13

平成３０年　第9問技術士金属

金属材料における拡散に関する次の記述のうち, 最も不適切なものはどれか。

① 高温で起こる金属・合金中の反応過程の多くでは, 拡散が重要な役割を果たしており,拡散によって生じる合金の変態を拡散変態という。

② 融点の高い金属ほど, 自己拡散の活性化エネルギーは大きくなる。

③ 多結晶金属における拡散は,表面,粒界,粒内で起こり,それぞれの活性化エネルギーをQsurf, Qgb, Qvolとすると,その大小関係はQsurf＜Qgb＜Qvolとなる。

④ ある点における単位断面を通って単位時間に流れる溶質の量は, その点での溶質の濃度勾配に比例する。これをフィックの第1法則という。

⑤ 低炭素鋼の浸炭処理は, 鋼の中に入つた炭素原子が置換型原子として鉄原子のすき間を通って拡散することを利用したものである。

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